A 甲斐駒ヶ
岳・仙丈ヶ岳
甲斐駒ヶ岳に登るには、伊那側から南アルプス連峰の鞍部、北沢峠までバスが出ているのでと
ても便利である。以前(1989.10)、4人で行ったときには、夜にマイカーで伊那に向かい、麓の民宿(山小屋)で仮眠した後、バスに乗り換え北沢峠に
来た。そこから甲斐駒ヶ岳へ往復した後、南の仙
丈ケ岳へ登った。
甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ヶ岳から富士山を望む
その日はとても天気が良かったので、気持ちが良かった。
しかし、ここで思わぬハプニングが
発生した。
小生が仙丈ヶ岳から下山中、足下が滑り、運悪く、折れて尖った
這い松の枝が膝の半月板下部に刺さり、血が相当出て歩くことが出来なくなった。このとき、相棒(山澤)が相当長い距離、小生(60kg)を背負って北沢峠
まで運んでくれた。山は30年以上やっておりますが、このようなケガをしたのはこのとき限りです。単独登山の危険性を思い知るとともに、山仲間のありがた
さをしみじみ知りました。
この話には、まだ続きがある。下山してそのまま関西に帰る予定
でしたが、麓の町の医者で2針ほど縫ってもらい、その日は旅館に泊まることになり「竹松旅館」
を紹介してもらった。宿泊費は、安い方であり、何よりも汗くさいからだを風呂でさっぱりできるのがうれしかった。すると、以外にも夕食はマッタケご飯、
マッタケの吸物、マッタケ酒、マッタケ煮付けと付近で採れた豪勢なマッタケ責めであった。それに加え、蜂の幼虫の煮付けという珍味もあった。さらに、おふ
ろはマッタケ風呂であり、マッタケに堪能した。その翌年には、家族でそこにマッタケをごちそうになった。
B 北岳・間ノ
武岳・農鳥岳
広河原に泊まって翌早朝に出ると、農鳥小屋に15時頃には
到着できる。日本で2番目に高い北岳から雲海の上に浮かぶ富士山を見るのは壮観でした。
C 塩見岳・荒
川岳
中央道から大河原を経て林道を車で登ると高度を相当稼げ
る。林道の終点にはパーキングがある。そこから塩
見岳へは日帰りで行ける。登る途中から
塩見岳の威容がうかがえる。その日(1994.8.20)は天気が良くなかったせいか、塩見岳は赤黒く沈んだ色をしていた。荒川岳は登ったけれども、たい
した印象なし。
赤石岳、聖岳、光岳への登山は後日の楽しみに残しておきます。